「みんなで広場づくり(排水編)②」 〜あるもので暗渠ができる?〜

①の続き
2022年6月25日(土)
広場の排水づくりワークを開催!
「みんなで広場づくり」は、
もともと駐車場だった場所を、
炭焼き場や資材置き場など多機能な広場として
リニューアルするプロジェクトで、
専門的な仲間と協同で開催しています♪
今回のワークは排水編ということで、
駐車スペース付近に溜まる雨水を改善する排水をみんなで設計し、見試し施工を行います(^^)
設計ワークでは、
排水溝の設計案が何パターンか出ました。
設計案は、
U字溝や石積みなどでつくる溝型の排水か、
(上の図=U字溝 下の図=石積み水路)
パイプや竹などを埋め込む暗渠型の排水です。
(上の図=枕木の排水溝 下の図=竹又はメッシュ管を埋め込んだ暗渠)
どちらもメリットデメリットがあるのですが
今回は駐車場付近の排水なため、
暗渠型の排水がベストでは?と、まとまりました。
広場づくりのコンセプトは、
⚫︎あるものでできる
⚫︎自分でなおせる
⚫︎コンクリートで固めない
環境共生型で景観に馴染み、
自分たちの手でできる土木工事の範囲で、
山にあるもので安価であることを目標にしています(^^)
そこで、
みんなで色々な意見を出し合い、
暗渠の資材に竹を使ってみることに決定!
車が通行する部分は、
車の踏圧に耐えられる排水構造体『フラッシングコア』を使うことにしました。
フラッシングコアも竹も、
いただきものが偶然みかん山にあったので、
「あるものでできる」コンセプトにピッタリです。
施工ワークは、
こんな手順で進めていきました!
①測量。
最も低く水が集まる場所を数値で見える化し、暗渠の位置を検討し決めていきます!
②床掘
管や竹を埋め込む穴を掘っていきます。
③竹を割って節を抜く
鉈を使って竹を割り、節を叩いて抜いていきます。
④駐車部分にフラッシングコアを設置。
車の踏圧に耐えられる排水構造体「フラッシングコア」を埋め込んでいきます。
⑤割った竹を縛って流末部に設置
⑥石や割竹を詰めて固定
真上から見るとこんな感じです♪
埋め戻す前に記念撮影!
⑦土を埋め戻して完成!
みんなの知恵を集めて、
当初考えていたよりもずっと面白いカタチで暗渠が完成しました♪
雨の日が楽しみですね〜(^^)
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⚫︎「みんなで広場づくり」とは?
みかん山の再生に向けた課題の一つに、「環境整備」があります。
道や法面が雨水で崩れたり、雨水が溜まってぬかるんでしまう場所を整備する必要があるのです。
そこで、道づくり、石積み、排水溝の整備などの土木工事を参加型で取り組めるように、
専門的な仲間と協同でワークショップを開催し、環境共生型の土木をみんなで学んでいます。
「みんなで広場づくり」は、そのプログラムの一つです。
⚫︎環境共生型の土木設計の専門的な仲間(建設コンサルタント)
・西さん   (写真左から5人目) 設計役
・でみちゃん (写真左から6人目) 取りまとめ役
・まっつん  (写真左から2人目)
・やっすん  (写真左から7人目)
⚫︎「みんなで広場づくり」スケジュール
・設計ワーク①      2022年1月15日(開催済)
・設計ワーク②      2022年2月19日(開催済) 「みんなの広場づくり②」設計ワーク編
・小屋づくりワーク   2023年2月
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⭐︎こんにちは、しあわせみかん山です。
みかん山の再生に向けた取組みをアップしていきます♪
⭐︎しあわせみかん山とは?
耕作放棄地の山を自然の力で果実が実る持続可能な山へ再生させていくことを目指して、
果樹自然栽培の実践研究を行っているNPO法人です。
⭐︎みかん山再生に向けた取組み
再生に向けた色々な課題にとり組むため、
1000年つながるみかん山づくりに共感してくださる仲間を呼びかけ、参加型で再生活動に取組んでいます♪
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