「初・オンライン感謝祭!」その①

11月20日(土)10時〜11時30
みかん山で初めてのオンラインイベントを開催しました!
いつもみかん山の取組みを支援してくださる全国のサポーターさん向けに企画したイベント、「オンライン感謝祭」です♪
普段みかん山に来ることができないサポーターさんに感謝をこめて、みかん山の現状やリアルな空気感をお伝えしたい!
と、いう想いに
色々な専門分野の仲間が協力してくださり、
実現いたしました!!
当日参加してくださったサポーターさんは、高知、愛媛、京都、静岡、神奈川、東京、福島、長野、一番南は福岡まで、
全国の地域から視聴してくださいました。
記念すべき初めてのオンライン感謝祭は、
アクシデントの連続で、
中継の音声が入らず急遽電話でつないだり、映像が途切れてしまったりと、ご不便をおかけしてしまいましたが、
なんとか予定していた内容を無事に配信する事ができまして、嬉しく思っております。
特に、
チャット欄を通じてリアルタイムでサポーターさんと交流できた事にとても感動してしまいました。
一番人気だったのが、
みかん山ドローンツアーです♪
「こんなに広いの!」
「道が思ったよりクネクネしている」
「整備や管理が大変そうですね」
と、みかん山全体の映像にコメントを沢山いただきました^ ^
今回のオンライン感謝祭のテーマは、
「みかん山再生活動に向けた活動のいま」
です。
2019年より10年ビジョンに向けて再生活動がスタートしたみかん山。
3年目となる「みかん山のいま」を、
専門的な仲間と一緒にご報告いたしました。
みかん山の現状や課題、
10年ビジョンや考え方、
仲間づくりについてなどを代表がお伝えした後、
みかん山再生プロジェクトに協力してくださっている専門的な仲間が、土づくりや道づくり、植物調査の報告を映像を通じてお伝えしました^ ^
今回のオンラインイベントに協力してくださった専門的な仲間は、
⚫︎再生計画づくり
⚫︎植物調査
⚫︎土木設計
⚫︎土づくり
⚫︎IT
と、各分野の専門職の方々で、
道づくりや土づくり、植物調査の報告をしていただきました。
報告を聞いた参加者の方からは、
「市民団体がここまでの研究をされていることに敬意を表します。」
「個人的にはこういった問題点・成果を発信して頂くことは、とても有意義でした。
特に現状何が問題になっていて、それをどのように試行錯誤して解決しているのかは
活字や写真画像とはまた違った情報量で捉えることができますし、
「自分にも何かできないか」という気持ちが強くなったように思います。」
などなど、とても好評をいただきました♪
②へ続く

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◾️ しあわせみかん山とは?

「世界中のみんなで1000年つながる農業と食を育てる」

しあわせみかん山は、
耕作放棄地となった段々畑の山を
自然の力で果実が実る持続可能な山へ再生させていくことを目指して、
果樹自然栽培の実践・研究を行うNPO法人です。

持続可能な農業と食を通じて、人と自然が共生する社会を実現するために、生産者・消費者・地域のみんなで「自然栽培×手つなぎ流通プロジェクト」という参加型の取組みを行なっています。

◾️みかん山の開墾から現在まで

みかん山は高知県東南部、山川海が近い香南市にあります。
東京オリンピックが開かれた1964年に、先代が雑木林を開墾して約2ヘクタール(東京ドームの半分弱)の段々畑を造成。
全盛期には3千本の温州みかんが栽培されていましたが、先代亡き後は後継者がなく耕作が放棄されました。

現在は高齢のためみかんの樹が9割以上枯死し、新たな苗木で改植していく時期を迎えています。

 

ところが、100段ある段々畑は排水不良であちこち崩れかけ、背丈以上に伸びる草が一面に生い茂り、頂上まで続く作業道は雨水で削られて走行が困難。

そのうえ、長い間化学肥料が与えられてきた土壌は劣化して硬く締まり、自然の力で果樹が育つ状態ではありません。

 

 

 

 

 

 

 

◾️自然の力で果実が実る山へ再生するビジョン

そこで、専門的な仲間と沢山の検討を重ね、荒れた状態の山を多様ないのちと共生する山へ再生する「10年ビジョン」を、2018年度に策定いたしました。

 

この10年ビジョンは、「多様ないのちと共生するみかん山に色々な果樹が元気に育ち、持続可能な農・食・環境の学び場として発展している」将来イメージを描いたものとなっています。

その実現にあたり、2019年から2028年までの10年間を短期・中期・長期と3つのステップに分け、段階的にみかん山の再生を進めていくこととしています。

 

 

 

◾️ 自然栽培×手つなぎ流通プロジェクト

荒れた状態の山を多様ないのちと共生する山へ再生するためには、痩せた土壌を改良し、新たな苗木で改植するため、園地や作業道の基盤整備を行うなど、必要な準備が沢山あります。

また、化学肥料や農薬に頼らず自然の力で果実が実るようになるためには、病害虫に強い木を育てるための土づくりや、病害虫が発生しにくい環境づくりを重視して整備していかなければなりません。

 

 

ところが、このような大がかりな土づくり・環境整備などを実施していくには、経験に基づく専門的な技術や重機などの機械が必須で、多くの資金も必要になります。

しあわせみかん山は素人が集まった本当に小さな団体ですので、自分たちの力だけでは、このような大規模な整備は実施できません。

 

そこで、地域の専門的な仲間と協働で、土づくりや環境づくりを小さな規模で実践研究しながら、

その試行錯誤の過程を応援してくれる仲間(サポーターさん)に共有し、参画型でプロジェクトを進めています。

仲間と過程(プロセス)を共有しながら進めていくことでつながりを育み、生産者だけではなく、消費者や地域が一体となって、1000年つながるみかん山を育てていくことを目指しています。

 

■専門的な仲間と協働で開催しているワークショップやイベント

①「土の学校」

 

②「自分でなおせる道づくり」

③「石積み学校」

④「石の水路づくり」

 

⑤「薪まつり」

持続可能なみかん山の再生に、沢山の方々が参画してくださることで、
個人の方々や企業さんの思いを繋げ、

小さくても自分たちの力で農業と食の問題に取り組んでいける社会を実現したいと思います。
ご理解とご賛同、よろしくお願いいたします。

 

 

◾️応援はコチラから!

サポーターとしてプロジェクトの仲間になる♪
https://mikanyama.org/supporter/