「土の学校2022(スキルアップ編)その②」

ーキーゼライトの寄付をいただきました♪ー
①の続き
2022年5月21日(土)
みかん山では
「土の学校」のワークショップを開催しました!
みかん山再生に向けた最大の課題は「土づくり」です。
そこで、専門的な仲間と一緒に持続可能な果樹園への再生を目指して、
参加型で「土づくり・環境づくり・苗木づくり」を実践しています。
土の学校の先生は、「たむさん」
高知県佐川町で有畜複合農業を営まれているTAMファームの代表をされていて、土壌医一級の資格も持つ「土の専門家」です。
その「たむさん」から、
「みかん山に現在植わっている苗木は、
全体的にマグネシウムと亜鉛が不足している。」
と、以前から言われていました。
葉の色が少し薄い苗木
マグネシウム(苦土)は、光合成に必要不可欠な要素で、特に果菜類や果樹の場合、実を大きくするために必要となります。
そして、光合成で作られた糖を実や根へ運ぶためにも大切なものだそうです。
みかんの樹勢を診断する際は、
葉の色・ツヤ・角度・葉数などをみて総合的に判断しますが、
「葉の色がもう少し濃く、ツヤが出るのが理想的」と、たむさん。
一般的なみかん栽培の考え方は、
化成肥料を使って窒素で枝葉を先に成長させ、その後に根を伸ばさせるという考え方が一般的だそうですが、
「葉は窒素で大きくなるが、強くはならない。葉は小さくてもいいから、一枚を強化する。」
と、たむさん。
そこで、
今期はキーゼライトという天然マグネシウム資材を、水に溶かして散布するという実践研究をしてみることになりました!
キーゼライトとは、
ドイツ、ハートザルツの地下鉱石を原料にした天然硫酸苦土です。
ハートザルツは、「硬い塩」という意味を語源に持ち、天然の結晶構造を持ちます。
そのため、水溶性で効き目が早いので植物に吸収されやすいのに、その効果は長い間、安定して持続します。約90日の肥効があります。
つまり、キーゼライトは、すぐ溶けて長く効く、ことが最大の特徴です。
さらに今回、
その貴重なキーゼライトを、
高知県の「岡添肥料店」さんから寄贈いただきました!!
本当にありがとうございます。
岡添商店さんロゴ
5色の色は、
赤-太陽
青-水
橙-大地
緑-成長
黄色-収穫・実りを意味するそうです。
キーゼライトを寄贈してくださった岡添商店 岡添さん
岡添商店さんで販売されているマンゴー
岡添肥料店さんは、高知県佐川町で60年続く肥料やさんで、色々と素敵な活動もされています。
同じ佐川町にある「たむさん」の農園で勉強会が開催された際に、しあわせみかん山の再生に向けた取組みを講演する時間をいただき、それがきっかけで活動に対する協賛として、今回の寄贈につながりました。
「キーゼライトを水に溶かして三日に一回、3回散布してみて。葉色があっという間に変わるから!」
と、たむさん。
どんな結果になるか楽しみですね♪
またご報告いたしますねー。
③へ続く。
■キーゼライト「天然硫酸マグネシウム」とは?
⚫︎キーゼライトは、ドイツ、ハートザルツの地下鉱石を原料にした天然硫酸苦土です。ハートザルツは、「硬い塩」という意味を語源に持ち、天然の結晶構造を持ちます。
※硫酸による化学合成を行っていない天然物鉱物なので有機JAS適合品となっています。
■硫酸マグネシウムの特長と効果
⚫︎天然の結晶のため、水溶性で効き目が早く植物に吸収されやすいのに、その効果は長い間、安定して持続します。
約90日の肥効があります。
つまり、キーゼライトは、すぐ溶けて長く効く、というのが最大の特徴です。
⚫︎苦土(マグネシウム)は、光合成に必要不可欠な要素です。特に果菜類や果樹の場合、実を大きくするために必要となります。そして、光合成で作られた糖を実や根へ運ぶためにも大切です。
(岡添肥料店さんより寄稿)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◾️「土の学校」とは?
みかん山の最大の課題は、土づくりです。
現在のみかん山の土は硬くしまって痩せていて、苗木を植えてもうまく育ちません。
そこで、専門的な仲間と協働で、果樹が元気に育つ土づくりを実践する参加型のワークショップ、「土の学校」を開催しています。
▶︎専門的な仲間(土の学校の先生)のご紹介
高知県佐川町で有畜複合農業を営み土壌医の資格も持つTAMファームの代表田村雄一さん、通称「たむさん」
▶︎「たむさん」の著書
「自然により近づく農空間づくり」
⚫︎「土の学校2022」スケジュール
・土の学校(スキルアップ編)5月21日(開催済)
・土の学校(太陽熱養生処理編)7月16日
・土の学校(収穫祭編)11月19日
・土の学校(植樹祭編)2023年3月18日
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
⭐︎こんにちは、しあわせみかん山です。
みかん山の再生に向けた取組みをアップしていきます♪
⭐︎しあわせみかん山とは?
耕作放棄地の山を自然の力で果実が実る持続可能な山へ再生させていくことを目指して、
果樹自然栽培の実践研究を行っているNPO法人です。
⭐︎みかん山再生に向けた取組み
再生に向けた色々な課題にとり組むため、
1000年つながるみかん山づくりに共感してくださる仲間を呼びかけ、参加型で再生活動に取組んでいます♪
応援andご参加はコチラから!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
サポーターの仲間として参加する♪
プロジェクトへ寄付をして参加する♪
みなさまの応援andご参加、心よりお待ちしています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
▶︎NPO法人しあわせみかん山
世界中のみんなで1000年つながる農業と食を育てる