「植樹祭準備中!③」

ー資材の寄付をいただきました♪ー
3月19日の植樹祭に向けて、
植穴の準備をしています!
場所は、土の学校で土づくりをした「幼木園」です。
みかん山は耕作放棄地となった100段ある段々畑を、下から順に開墾し、持続可能な果樹園を目指して再生活動を行っています。
園内を大きくエリア分けをして
苗木を育てる幼木園と苗木を定植し果実を生産していく成木園としています。
2021年度からスタートした土の学校では、この2つのエリアの土づくり・環境づくりの実践研究を行っています。
下の表は、幼木園の土の変化の表です。
土づくりを行う前の2021年2月に行った土壌調査と、
「太陽熱養生処理」という土づくりを行った1年後の、2022年2月に行った土壌調査の結果です。
一年前の2月に土壌調査をした時は、
全体的な数値がとても低かったのですが、
太陽熱養生処理で土づくりを実践した一年後の数字が大きく変わりました!
測定していただ数値は9つ。
①PH
②EC
③無機態窒素
④加里
⑤苦土
⑥石灰
⑦リン酸
⑧腐植
⑨CEC
土壌調査の基本となる9つです。
図を見ると、
①から⑦までの数値が明らかに高くなっていることがよくわかります。
調査をしてくださった資材やさんも、
「こんなに変わるんですね!」と、とても驚かれていました!
土の専門的な仲間「たむさん」曰く、
「予想どおり、きちんと結果が出て良かった!」と、のこと。
「後は変化の無かった2つの要素をどうするかだね」
と、次の課題も明らかにしていただきました!
変化が無かった要素の⑧の腐植とは、
簡単に言うと土の中に含まれる有機物の量です。
みかん山の土は全体的に腐植が少ないのです。
同じく変化が無かった⑨のCECとは、保肥力のことで、土の胃袋のようなものだそうです。
そこで、
腐植とCECの数値を上げるにはどうしたらよいか?と、「たむさん」が思案され、
色々な方にご相談にしたところ、
高知の微生物専門会社「ウエタ微生物研究所」さんから、
腐植を改善する資材をご寄付いただけることになったのです!
ウエタ微生物研究所さんは、
化学合成物質は使わず、100%天然素材の有用微生物菌群でできている資材を販売されていて、
みかん山再生に向けた取組みにとても共感してくださり、
資材の寄付と微生物調査の寄付をしてくださることになりました!!
とても有難いお申し出に感謝でいっぱいです。
写真左側が代表のウエタ社長
土の中の微生物がどう変化していくのか、
楽しみですね♪
また、ご報告いたしますねー。
有限会社
Ueta LABOさんのHPはこちら!
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◾️「土の学校」とは?
みかん山の最大の課題は、土づくりです。
現在のみかん山の土は硬くしまって痩せていて、苗木を植えてもうまく育ちません。
そこで、専門的な仲間と協働で、果樹が元気に育つ土づくりを実践する参加型のワークショップ、「土の学校」を開催しています。
▶︎専門的な仲間(土の学校の先生)のご紹介
高知県佐川町で有畜複合農業を営み土壌医の資格も持つTAMファームの代表田村雄一さん、通称「たむさん」
▶︎「たむさん」の著書
「自然により近づく農空間づくり」
⚫︎「土の学校2021」スケジュール
・土の学校(前編)4月17日(開催済)
・土の学校(中編)7月8日(開催済)
・土の学校(モニタリング編)10月16日(開催済)
・土の学校(後編)2022年3月19日開催予定
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⭐︎こんにちは、しあわせみかん山です。
みかん山の再生に向けた取組みをアップしていきます♪
⭐︎しあわせみかん山とは?
耕作放棄地の山を自然の力で果実が実る持続可能な山へ再生させていくことを目指して、
果樹自然栽培の実践研究を行っているNPO法人です。
⭐︎みかん山再生に向けた取組み
再生に向けた色々な課題にとり組むため、
1000年つながるみかん山づくりに共感してくださる仲間を呼びかけ、参加型で再生活動に取組んでいます♪
応援andご参加はコチラから!
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サポーターの仲間として参加する♪
プロジェクトへ寄付をして参加する♪
みなさまの応援andご参加、心よりお待ちしています。
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▶︎NPO法人しあわせみかん山
世界中のみんなで1000年つながる農業と食を育てる