「みかん山にはどんな生き物がいる?」 ー第1回ミニ発表会ー

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みかん山内にセンサーカメラを仕掛けていただき、生き物観察を実施中です。

4月11日の植樹の時に、
ミニ発表をしました!

3月から約一月間で調査できた生き物について、
詳しい解説付きでまとめていただきました♪

一覧にするとこんな感じです。

鳥類
⚫︎トラツグミ
⚫︎アオジ
⚫︎ヤマガラ
⚫︎コジュケイ
⚫︎シロハラ

動物
⚫︎イノシシ
⚫︎アカネズミ
⚫︎ハクビシン
⚫︎タヌキ
⚫︎ノウサギ
⚫︎ネコ
⚫︎テン
⚫︎ニホンジカ

びっくりしたのが、
4月5日に、一回だけ観測されたニホンジカです!
メスかまだ若い個体で1個体だけであったので、
定着している群れではなく移動中の個体である可能性が高いとのこと。

鹿は、
みかん栽培にとって最大の脅威となる動物で、
木の皮や苗木の芽を食べてしまうため、
あっという間に育てた木が枯れてしまいます。

今後の動向に要注目ですが、
被害が出始めたら保護柵を検討しないといけないかもしれません(^。^)

センサーカメラを設置してくださっている
株式会社相愛さんの環境学習担当の方いわく、

「みかん山の全貌はまだ明らかになっていませんが、周囲が森林なので耕作地だけの環境と比べると生態系が豊かだといえます。

ただ、周囲に植林の山が多いため森の植生が単一化していてネズミの種類が少ない。

森が豊かだとネズミの種類が3〜4種になります。植生が階層構造になっていると様々なネズミが住めるようになるのです。

今後も調査を続けていきますので、
次回をお楽しみに!」

と、総評をいただきました^ ^

株式会社相愛さんのおかげで、
少しづつみかん山の生き物が明らかになってきています。
本当に、ありがとうございます。

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●しあわせみかん山とは?
高知県香南市で後継者のいなくなったみかん山をみんなで再生させながら、みかんなど
果樹の自然栽培を軸に、持続可能な「農・食・環境の学び場」を育てています。

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●みかん山再生プロジェクトについて

『ハジマリ』
現在のみかん山は後継者が居なくなって衰退した100段の段々畑です。
1964年の東京オリンピックの年に先代が開墾され、50年前に植えられたみかんの老木の更新や、土壌環境・排水の改良、林道の補修など、手入れが必要な区域がたくさんあります。

『みんなの課題』
このような状態の果樹園地は中山間地域に多数みられますが、様々な課題が複合的に合わさっていて、どこの地域でも明確な解決策は見出せていません。

『山の再生計画と10年ビジョン』
私たちは2012年に法人化してみかん山を引き受け、山の再生計画の検討を進めており、その先に多様ないのちと人が育つ「持続可能な農食環境の学び場」を創り、その解決につなげていきたいと考えています。

『初めの一歩♪』
取り組みはまだ始まったばかり。大人も子どもも足を踏み入れていただき、みんなで1000年つながるみかん山づくりに取組めたらら、どんなに楽しいだろう…。
そんな想いで、色々な体験イベントやプログラムを構築中です!

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●しあわせみかん山の10年ビジョンとは?

10年ビジョンとは、
企業や団体の10年後のありたい姿を描いたものです。

『しあわせみかん山の10年ビジョン』

①多様ないのちと共生するみかん山には色々な果樹が育ち
②持続可能な「農・食・環境」の「学び場」として発展している。

と、2つの大きな柱を描いてあります。

果樹の自然栽培を通じて、
多様ないのちと共生するみかん山へ再生していくこと、
そして、その実践の結果としてみかん山が「農・食・環境」の「学び場」として発展していること。
そのために、沢山の人が参画できるような体験プログラムを構築していくこと。

この2つの柱を目指して、
10年ビジョンに向かってプロジェクトを進めていきます。

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サポーターとは、
みかん山の夢(理念)に共感し、参画してくださる仲間です。

みかん山の再生には、まだまだ沢山の人の力が必要です。
ぜひ、サポーターになって1000年つながるみかん山づくりに参画してください!

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