「小さなPDCAをまわす」ー新人スタッフのおかげでみんな成長中♪ー

66190291_2324910354223047_4665017894357172224_nみかん山では、
新人スタッフが自分の仕事でPDCAをまわすことが出来るようになることを目指して、

朝のミーティングで
自分で作業計画を立ててもらい、
就業のミーティング時に、
計画を実践した内容を報告してもらいます。

良かった点と改善点を両方出し、

改善点については、
短期的に改善できるものと長期的に改善できるものとわけて、
次の計画に活かしていくようにしています。

長老スタッフたちは、
PDCAなんて意識しなくても
自然に身についていて、

常に効率化を考え仕事にあたるので、
次に同じ作業をする際に必ずどこかしら改善されています。

もちろん新人スタッフは、
そんなことは出来ないので、
まずは基礎から身につけてもらおうと
このような取組を始めました。

これを始めてから気づいたのですが、
一つひとつの作業目的を明確にしていないと

計画自体が歯抜けになってたり、
アクシデントが起きた時の臨機応変な対応が出来なくなります。

作業目的を明確にするためには、
「何のために?」を、話し合い、
共有する場を持つ時間が大事になってきます。

新人スタッフがズレた計画を立ててきたり、
トンチンカンな実践をしていたら、
作業目的を共有する時間が足りてなかった(伝え方の問題がある)んだなとわかります。

また農作業は、
どんなに作業計画を立てていても、

作物の状態や
病害虫の発生状況や天気に合わせて臨機応変に計画を変更して実施していきますが、

そんな場合でもすぐに計画変更を実施せず、
必ず現場で小さなミーティングをして、

計画を変更する「目的」を
共有する時間を持つように心がけています。
この「小さなPDCAをまわす」
という取組を始めた時も、

最初は長老スタッフから不満がブーブー出ていて
「時間がかかる」
「めんどくさい」
「何がPDCAじゃ!日本語で言え!」
と、色々いわれましたが(笑)

「PDCAって皆さんが当たり前に身につけられている習慣ですが、
新人スタッフはまだまだそんな風に考えて仕事をする習慣がありません。
皆さんのように常に改善点を考えて仕事ができるような人になるように、
新人スタッフをみんなで育てていきたいんです。」

と、
取組の目的をきちんと伝えたら納得して、
協力的に取組にかかわってくれるようになりました。

習慣化することによって、
課題が見える化するし、

課題が見えると伝え方の問題も見えてきます。
その度に教える側の年輩スタッフたちも頭を使うため、意識がぐっと変化してきたなあと思います(^ ^)

新人スタッフのおかげで、みんなが成長しています♪