「地主さんへのご報告と、人に恵まれた8年をしみじみ]

しあわせみかん山代表の岩間由奈です。

今日は、もうすぐ12月が終わる中でのしみじみブログです。

 

今年一年のご報告を、
みかん山の地主さんにお伝えし、
来年度の大きな目標とご協力のお願いもしてきました。

「多様ないのちと共生するみかん山を育てる」
という10年ビジョンを描き
ここまでくることが出来たのは、

信じて支え続けてくださるスタッフ。
地域の専門的な仲間の方々。
全国のサポーターさん、

そして、

未知の事業に理解を示し、
応援してくださる地主さんの人間性のおかげです。

みかん山の地主さんは、教育者。
今年から香南市の教育委員長さんをされていて、すごく長い目でみかん山の試行錯誤も成長も見守ってくださっています。

代表の私は、
東京から、
縁もゆかりもない高知県へ移住して、
1人でできる規模じゃないみかん山で、
しかも女性で、
誰もやったことの無い事業に挑戦を始めたので、

とにかく最初は無いものづくし。

経験も実績も信頼も何にも無い上に、
知り合いもいないため、
相談できる人がいない。
取引先一つ見つけるのも本当に苦労しました。

NPO法人自体も社会的な認知が低いため
例えばコピー機のリースの審査が通らない。
クレジットカードの審査も通らない。
色々な審査がスムーズに通るようになったのは
設立5年目以降からです。

また、
農薬や化学肥料に頼らないという栽培方針や
消費者参画型の取組みの「手つなぎ流通」という新しい概念が

中々理解されにくいため、
批判や色々な誹謗中傷を受けて
傷ついたこともありました。

でもそれ以上に、
スタッフやサポーターさんや地主さんを始め
応援してくださる方々にずっと多く出会えて、

本当に人に恵まれた中で
8期目になるみかん山事業に取り組めた事を、
奇跡のように思っています。

まだまだ大変な時期は続きますが、
応援してくださる方へご報告ができる12月を無事に終えることができると、

ここまで本当に続けてこれて良かったなあ、
実績も何もない私たちを、
信じて見守って
応援してくださる方々のおかげだなあと、
しみじみ思います。