「溝さらいで水の流れがわかる?」
ー1000mの山道で溝さらいー
みかん山の頂上まで続く1000mの山道には、
素掘りの土側溝が整備されています。
この溝さらいを定期的に行わないと、
土砂が詰まって水が路面に溢れてしまうため、
みかん山では毎月の月末に、
定期点検を実施しています。
頂上から降りてきてふもとまで、
土砂や草木が詰まっている場所の溝さらいをしていくのですが、1人役で半日かかります。
今年の秋は緑肥の種まきなど春に向けた支度が忙しかったので、2ヶ月ぶりに溝さらいに頂上まで上がっていくと、
あちこち土砂が詰まっていて、
2人役でも半分までしか進みませんでした(^。^)
溝さらいはなかなか大変なのですが、
面白いこともあります。
溝さらいをしていると、
土砂が溜まりやすいポイントがある事に気づいてきます。
みかん山の道はつづら折れになっていて、
頂上までにはヘアピンカーブが九つあります。
このカーブの下流にあたる流速が弱まる場所に、土砂が堆積しやすいようです。
逆に流速が強い場所は土砂は全く無く、
側溝の底を水が削って深掘りされていきます。
そのようにみると、
側溝の底は、まるで川底のようです。
水が流れてなくても、
水の流れの速い場所、緩やかになる場所がわかるので、水が流れる姿が浮きあがって見えてくるのです。
そんな事を感じながら作業をしていると、楽しく感じます。
マニアックではありますが(笑)
道の維持管理はとても大切な仕事なので、
こんなことが好きな仲間が増えたらいいなぁと思っています^^)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
世界中のみんなで1000年つながる農業と食を育てる
しあわせみかん山は、
耕作放棄地となった山を
「自然の力で果実が実る持続可能な山への再生」を目指して、果樹自然栽培の実践・研究を行うNPO法人です。
みかん山再生に向けた取組み
しあわせみかん山の取組に共感してくださる仲間といっしょに、1000年つながるみかん山を目指し再生活動に取組んでいます。
応援はコチラから!
サポーターとして参加する♪
プロジェクトへ寄付をして参加する♪