「自分でなおせる道づくり②」 ー5月のみかん山自然栽培研究会ー
①の続き
5月16日(土)
N Nラントシャフト研究室代表の西山さんと、
近自然土木に携わっている専門家の方々をお招きして、
「自分でなおせる道づくり」の勉強をしました!
午前中に道が雨で削れる原理を学び、
その対策案として
「洗い越し」という技術を習いました^ ^
洗い越しとは、
道を横切る様に作られた排水溝の機能を持たせた構造で、
道の流水による侵食や崩壊を防ぐ目的があります。
(写真断面図参照)
午後からは、
実際の車道で設計をして、
杭に水糸を張って完成のイメージを共有するワークをやりました!
実際に、
水糸に勾配をつけて張ってみると
完成形がわかりやすく
みんながイメージをつかめたため、
意見出しや微調整がスムーズで、
プロって凄いなと改めて思いました。
テーマに「自分でなおせる道づくり」
と、あるように、
⚫︎素人でも学びながらできること
⚫︎ある資材を活用できること
を、ポイントにしています。
今回は、
轍部分の舗装に古瓦を活用してみようという案が出ました!
設計案をまとめるとこんな感じです。
(写真参照)
「第1回自分でなおせる道づくり」
⚫︎場所 2-1上がり口の車道
⚫︎工法 洗い越し&轍の舗装
⚫︎距離 7メートル
⚫︎材料 あるものを活用!
・轍用 ①瓦×6コンテナ分
②コア
③ブロック(400×200×100)×100個
・道用 ④石(こぶし大)×軽トラ1車分
⑤砂利×軽トラ3〜4車分
設計に合わせた材料の見積もりはこんな感じになりました。
出来るだけ廃材を活用したいなと思っているので、
瓦の他に、
ブロック塀などを取り壊した廃材などが無いか探してみようという話にまとまりました^ ^
材料が集まったら、
来月6月の研究会で一部を施工してみる予定です。
次回は6月20日土曜日
どんな風になるかまたご報告いたしますね、
お楽しみに〜♪
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●しあわせみかん山とは?
高知県香南市で後継者のいなくなったみかん山をみんなで再生させながら、みかんなど
果樹の自然栽培を軸に、持続可能な「農・食・環境の学び場」を育てています。
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●みかん山再生プロジェクトについて
『ハジマリ』
現在のみかん山は後継者が居なくなって衰退した100段の段々畑です。
1964年の東京オリンピックの年に先代が開墾され、50年前に植えられたみかんの老木の更新や、土壌環境・排水の改良、林道の補修など、手入れが必要な区域がたくさんあります。
『みんなの課題』
このような状態の果樹園地は中山間地域に多数みられますが、様々な課題が複合的に合わさっていて、どこの地域でも明確な解決策は見出せていません。
『山の再生計画と10年ビジョン』
私たちは2012年に法人化してみかん山を引き受け、山の再生計画の検討を進めており、その先に多様ないのちと人が育つ「持続可能な農食環境の学び場」を創り、その解決につなげていきたいと考えています。
『初めの一歩♪』
取り組みはまだ始まったばかり。大人も子どもも足を踏み入れていただき、みんなで1000年つながるみかん山づくりに取組めたらら、どんなに楽しいだろう…。
そんな想いで、色々な体験イベントやプログラムを構築中です!
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●しあわせみかん山の10年ビジョンとは?
10年ビジョンとは、
企業や団体の10年後のありたい姿を描いたものです。
『しあわせみかん山の10年ビジョン』
①多様ないのちと共生するみかん山には色々な果樹が育ち
②持続可能な「農・食・環境」の「学び場」として発展している。
と、2つの大きな柱を描いてあります。
果樹の自然栽培を通じて、
多様ないのちと共生するみかん山へ再生していくこと、
そして、その実践の結果としてみかん山が「農・食・環境」の「学び場」として発展していること。
そのために、沢山の人が参画できるような体験プログラムを構築していくこと。
この2つの柱を目指して、
10年ビジョンに向かってプロジェクトを進めていきます。
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サポーターとは、
みかん山の夢(理念)に共感し、参画してくださる仲間です。
みかん山の再生には、まだまだ沢山の人の力が必要です。
ぜひ、サポーターになって1000年つながるみかん山づくりに参画してください!
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