「自分でなおせる道づくりの実践成果!」
みかん山の大きな課題である「道づくり」。
全長1000mある頂上まで続く急こう配の山道は、雨が降るたびに轍が削られ道がガタガタになるため、
専門家の仲間のアイディアで、
「洗越し(あらいごし)」を施工してみました!
洗越しとは、
路面に緩急をつけて水を集めて
排水を促す手法です。
過去に排水のために
車道を横断するように横断溝を施工したことは何度もありますが、
雨の度に土砂がすぐに詰まり、
毎回溝さらいをしないと機能しなくなるのが課題でした。
洗越しは車道そのものに緩急をつけて水を集めるため、横断溝に比べて土砂で閉塞しにくいのが特徴だそうです。
そして、
先日6月30日に待望の豪雨が^ ^笑
早速みんなで観察に行きましたが、
なんと水の流れはねらいどおり!
道を流れてくる雨は洗い越しの上辺部に集まり、綺麗に側溝に流れていて、
洗い越しより下の車道には雨水が流れていませんでした!
写真を見ると、
ハッキリと差がよくわかりますね。
写真の丸印が「洗越し」を施工した箇所です。
早速効果が現れて嬉しく思いました!
梅雨の時期に観察を続けて
7月の研究会で少し手直しをしながら
道づくりを進めていきたいと思います。
また、観察してご報告しますねー。
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「自分でなおせる道づくり3つの方針」
⚫︎テーマ
「雨に強く、人と自然にやさしい」
⚫︎方針
①山にあるものでできる。(低コスト)
②自分でなおせる。(維持管理が楽)
③コンクリートで全面を固めない(生き物にやさしい)
みかん山の道全体は1000mありますが、
試験的に7mの区間を実際に施工して、
うまくいくかどうか実践研究していきます!
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●しあわせみかん山とは?
高知県香南市にある後継者がいなくなり衰退していくみかん山を引き継ぎ、
1000年つながるみかん山へ再生していくことを目標に、
果樹の自然栽培を軸に、
持続可能な「農・食・環境の学び場」を育てているNPO法人です。
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●みかん山再生プロジェクトについて
現在のみかん山は後継者が居なくなって衰退した100段の段々畑です。
1964年の東京オリンピックの年に、
先代が雑木林を切り拓きみかん畑に開墾されました。
現在は、当時植えられた2000本のみかんの木はは全て老木になっていて、ほとんどが寿命で枯れてしまい、苗木の更新が必要な時期にきています。
また、山地の栽培は果樹を育てる以外にも細かな環境整備が必要で手が入らなくなるとすぐに荒れてしまいます。
例えば、
段々畑の法面が崩れてきたり、
林道が雨で削れて道がガタガタになって通行不可能になってしまったりと、
土壌環境整備、
排水の改良、沢筋の整備、道の整備など、
手入れが必要な事や課題がたくさんあります。
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⚫︎みかん山サポーター大募集中!
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全国のサポーターさんによって支えられています。
サポーターとは、
みかん山の夢(理念)に共感し、参画してくださる大切な仲間です。
みかん山の再生には、まだまだ沢山の人の力が必要です。
ぜひ、サポーターになって1000年つながるみかん山づくりに参画してください!