「草に手伝ってもらう土づくり」 ーーカラスノエンドウが一面に②ーー
①の続き
前回のおさらい
↓
2019年3月に親子植樹祭で植えた
みかんの苗木の根元から
生えてくる草が変わってきました!
土の再生のほ場整備をする前までは、
この場には、茅やスイバが一面に群生していました。
一年経った2020年2月、
カラスノエンドウが一面に群生しています。
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写真にある苗木周りに一面に群生しているのが、カラスノエンドウというマメ科植物です。
遠目で見ると苗木周りだけ特に群生しているのがよくわかりますが、
特に種を撒いたわけではありません。
この場所では、
2019年初夏から冬まで
苗木周りに大豆を植えていました。
大豆もカラスノエンドウと同じマメ科植物で、
根っこに根粒菌がつき、土の中へ空気中の窒素を固定する働きをしてくれます。
草に手伝ってもらう土づくりを、
草生栽培と呼んだりします。
この後の計画では
冬に大豆を収穫した後、
ヘアリーベッジというマメ科植物の種を蒔いて、
彼らに土づくりを手伝ってもらう予定でした。
ところが、
カラスノエンドウの芽がアチコチから自然に発芽を始めていたので、
種まきをやめて自然にお任せして様子見をしていたのです。
カラスノエンドウは成長が早いので、
約2ヶ月であっという間に群生になりました。
結果的にはマメ科植物であるヘアリーベッジの種を蒔かなくても
マメ科植物のカラスノエンドウが自然に生えてきてくれました!
カラスノエンドウくんは
冬から春にかけて群生してくれるので、
その間、
一緒に土づくりを手伝ってくれることを期待しています(^ ^)
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自然栽培で山を再生させることを目指して、みんなで取り組んでいます。
『多様ないのちと共生するみかん山には色々な果樹が育ち、
持続可能な「農・食・環境」の学び場として発展している』
と、いう10年ビジョンを2017年に描き、
そこに向かって植樹計画や土壌改良を試行錯誤してきました。
2019年から、10年ビジョンに向かって進む、記念すべき1年目がスタート。
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