「農地を移転しました!」
長らくブログ更新をお休みしていたため、ご心配をおかけしていまい大変申し訳ございません。
全国のサポーターのみなさんには通信でお伝えしていますが、2023年3月にこれまで活動してきた農地を地主さんへ返還し、
育成してきた200本の苗木といっしょに、新しい農地へ移転いたしました。
新たな農地でも、これまでの再生活動(環境保全型の果樹栽培の実践研究と参加型の取組)を継続しておりますが、
農地移転に伴う様々な課題が山積みで先行き不透明な状態が続いていましたので、
しばらくブログをお休みさせていただいておりました。
新しい農地で苗木も元気に育ちだし、少しですが初めての収穫も始まり、本格的な定植に向けた活動もスタートしましたので、
またブログを再開いたします♪
農地移転は本当に大変でしたが、こうして無事にブログ活動を再開できるようになったのは、
ひとへにご協力してくださる地域の方々や応援してくださる方々、そして仲間の方々のおかげです。本当にありがとうございます。
また、毎月、沢山の方々がブログに訪問してくださって、心から嬉しく思っています。
長らく更新が無かったので気にかけてくださる読者さんから直接お電話をいただいたこともありました。
しあわせみかん山の活動に心を寄せてくださり、本当にありがとうございます。
今回はブログ再開第一回目ということで、新しい農地についての詳細を共有していきますね。
◆農地移転計画について
移転にあたって一番重要なことは農地探しですが、重要だからこそ慎重に進めていく必要がありました。
そこで、まずは現在育成中の苗木200本を移植可能なコンパクトな農地へ移植し、
その後に長期契約の可能な定植地を探すという、二段階の農地移転を進めることにしました。
旧農地は100段の段畑でしたが、同じ広さの農地を探すのではなく、苗木を育てる幼木園地と成木を育てる成木園地をわけて考え、
柑橘の品種や有機JAS認定など個々に必要な条件に合わせて農地を探していくという計画です。
わたしたちのマンパワーに見合った規模で、活動を継続しやすいことを第一に考えました。
◆移転地の地域は「夜須町」。どんなところ?
新しい農地は旧農地と同じ香南市の「夜須町」という地域です。
夜須川という川沿いに集落がひらけている小さな町で、山から海まで川沿いの一本道でつながっています。
石積みの港や新鮮な魚や野菜などが並ぶ小さな商店街、伝統文化の残る集落のお宮、山頂の滝壺まで、
海から川を昇って山まで、暮らしの魅力がコンパクトに詰まった町でもあります。
また、ヤイロ鳥など渡り鳥が来やすい環境でもあり、コリドーのような役割をする場所、
生態系の保全という意味でも面白い場所でもあると、生き物調査の専門的な仲間が話していました。
◆新しい農地はどんなところ?
この夜須町に約40年間暮らしている、働く仲間の長老「良さん」の農地をお借りして、苗木を育てる幼木園地にすることに決まったので、
土壌・環境調査、土づくりなどの準備を進め、200本の苗木の移植に成功しました。
園地の周囲には民家が無く、棚田がひろがる静かな場所ですが、その多くが休耕地となっています。
市道の舗装路が隣接しているので、車やトラクターなどの農機具が楽に通行でき、とても耕作しやすい農地でもあります。
◆どんな特徴があるの?
新しい幼木園地は広さが約1000㎡で、旧農地の20分の1とコンパクトで管理しやすく、
南側に小さな雑木林、西側に広い通路が隣接していて、すべて良さんの土地に不随しています。
通路は20台ほどの駐車も余裕な広さで、全国のサポーターさんや参加者の方々をお招きしやすい場所でもあります。
雑木林は馬蹄形のなだらかな山で、頂上に平らで見晴らしが良い場所があります。
将来的にここにツリーハウスを建設しても面白いかもしれませんねと、植物の専門的な仲間が話していました。
次回に続く。
(次回は土壌調査や環境調査の結果を共有予定です♪)
今年のブログ活動は、毎週木曜日にアップしていく予定です。
(栽培にかかる現場活動と、全国のサポーターさんをはじめとする、かかわるすべての方々への情報共有が最優先ですので、
定期的にブログ更新できない日もあると思いますが、それも含めて楽しんでいただけたら幸いです。)
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。