「1月のみかん山自然栽培研究会その②」 ーーみかん山の再生計画の方針ワークー
①の続き
1月のみかん山研究会午後の部は、
専門家のゲストを招いて、
「みかん山全体がビオトープ」
というテーマでワークを開催しました!
しあわせみかん山の10年ビジョンには、
大きな柱が2つあります。
①「多様ないのちと共生するみかん山」
を育てること。
そして、
②みかん山が
「持続可能な「農・食・環境」の学び場」
として発展していること。
そのための具体的な再生計画(マスタープラン)
策定を、2021年までの短期ビジョンに位置づけています。
再生計画(マスタープラン)のコンセプトは、
「みかん山全体がビオトープ」!
どういうことかと言いますと、
ビオトープとは、
「生き物の生息空間」という意味ですが、
日本では主に人為的につくった池や湿地として捉えられている場合が多いそうです。
これに対して、ドイツの小学校では、
1本の木もビオトープ。
石垣もビオトープ。
堆肥場もビオトープ。
薪の隙間もビオトープ。
というように、
生き物の小さなすみかもビオトープとして捉えていて、
生き物が住みやすいように環境を改善したり、
生き物とかかわる場を身近に増やしていくことを大事にしているそうです。
しあわせみかん山の段々畑は、
全部で100段あって、
下から順に整備を進めていますが、
多様ないのちと共生するみかん山で、
色々な果樹が元気に育つよう
土の中から環境を整えていくこと、
果樹栽培を続けるために地上の環境を整備することが、
小さな生き物の生息空間を保全し、
エコアップにつながっていく。
と、捉えると、
「みかん山全体がビオトープ」
として考えられます!
そして、
ビオトープを整備するプロセスが、
「学び」として体験プログラムにつながっていく。
こうしたコンセプトのもと、
10年ビジョンの実現に向けて「3つのサイクル」を回し続ける。
これが、再生計画(マスタープラン)の基本方針です(^-^)
ーー3つのサイクルーー
①「生産環境の保全・整備」
→果樹栽培を持続できる環境に
②「生き物の保全・エコアップ」
→営みが生き物のためになる
③「プロセスと成果の活用」
→体験プログラムに役立てる
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上記のサイクルを繰り返し回し続けるためには、
どんな課題があるの?
当面の対象範囲や整備が必要な場所はどこ?
を、
専門家の方が詳しく説明してくださいました。
③へ続きます♪
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■みかん山自然栽培研究会とは?
しあわせみかん山で毎月第3土曜日に開催している勉強会です。
研究会のテーマは、
「山間地の果樹の自然栽培」を軸に、
果樹栽培の基礎的な学び
(整枝剪定・摘果・病害虫防除・収獲・貯蔵・土づくり・植樹・育苗)に加えて、
林道整備・石垣づくり・造園設計
・水路や排水整備・景観保全・生物調査など
色々なテーマで開催しています。
■メンバーは?
通年をコース受講されている研究生と、
単発受講の参加者の方がで構成されています。
参加費は有料です(^-^)
■お申し込みは?
しあわせみかん山事務局まで
0887-50-1371
info@mikanyama.org
予約制となっておりますので、必ず事前にお申し込みくださるようお願いいたしますm(_ _)m
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■NPO法人しあわせみかん山
2012年、高知県香南市にある後継者が居なくなって衰退するみかん山を引き継ぎ、
自然栽培で山を再生させることを目指して、みんなで取り組んでいます。
『多様ないのちと共生するみかん山には色々な果樹が育ち、
持続可能な「農・食・環境」の学び場として発展している』
と、いう10年ビジョンを2017年に描き、
そこに向かって植樹計画や土壌改良を試行錯誤してきました。
2019年から、10年ビジョンに向かって進む、記念すべき1年目がスタート。
「多様ないのちと共生するみかん山」づくりを具現化していく「仲間づくり」をひろげていきます。
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■サポーターとして参加くださいませんか?
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みかん山の活動は、全国のサポーターさんによって支えられています。
活動をしっかり進めていくためには、まだまだ沢山の人の力が必要です。
ぜひ、サポーターになって1000年つながるみかん山づくりに参画してください!
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
http://mikanyama.org/supporter/
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■10年ビジョン基金へのご協力をお願いしています。
活動を寄付で応援しませんか?
10年ビジョン基金はこちら!
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■経営理念
●夢
世界中のみんなで、
1000年つながる「農業と食」を育てる。
●目標
自然栽培×手つなぎ流通の実践とその普及
●おもい
「持続可能な農業」と「いのちを育む食」を通じて、
人と自然が思い合う「しあわせ(思合わせ)」な社会を、
生産者と消費者と地域が一緒に育てる。