「6月の自然栽培研究会♪その②」 ー近自然工法のビオトープづくりは「意図をもってデザインする。」ー
①の続き
さて、
●排水の課題を解決しながらそのつながりを感じられるビオトープ
●農業による営みを通じて生物多様性が高まるビオトープ
と、
イメージが固まってきたところで、
実際にプロと一緒に現地を見ながら
設計を考えていきました♪
みかん山の入り口には、
二筋の沢水が合流するところがあるので、
ここを少し掘り下げて小さな池を作ったら良いのでは?
と、当初考えていましたが
実際は支流のカーブの外側にあたり、
余計に水を引き込んでしまう可能性があると指摘をいただきました!
理想は支流のカーブの内側につくる方が、
無理がないとのことで、
自然のダイナミズム(水の流れ)をうまく使うことが、近自然工法の軸にある部分だと教えてもらいました♪
実際に施工する際は、
崩れ積みといって、高知では「土佐積み」と呼ばれる伝統工法があるのですが、
その技術を用いた石の置き方や配置で、
水の流れを緩和させていきます。
「自然の読み解き方と伝統工法の融合」をはかるのも、近自然工法の芯になる部分だそうで、
設計に行き着く考え方の一つひとつが
勉強になることばかりでした!
「自然に安定した地形をよく観察することが大切。」
「自然の意図をもってデザインする。」
と、いう言葉がとても印象に残りました。
どんなビオトープに展開するのか、
ワクワク楽しみです!
何点か候補地を検討したので、
次回は川床の図面をおこしてみることになりました♪
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