はじめまして、しあわせみかん山です!

みかん山のはじまり。

初めまして、しあわせみかん山チームの代表、岩間由奈(旧名海島未来)です。

私は東京生まれ東京育ちですが、

自然が好き、田舎が好き、食べることが大好き!で、7年前に高知県に移住してきました。

高知の魅力は、自然豊かで食べものがおいしく、面白い人が多いこと!

移住した最初の3年間は、食や地域環境活動など、様々な活動を行なう人たちから学びながら、

勉強をしていました。

平成24年

高知県の中南部、香南市にある後継者のいなくなったみかん山を、

縁があって引き受けることになりました。

見晴らしの良い広大な段々畑に樹齢40~50年のみかんの木がズラリと1000本植わっていて、

とても眺めがよかったのを覚えています。

そのみかんを食べてみると、ビックリするほど濃くて甘酸っぱい!!

東京では食べたことのない、深みのあるみかんの味に、衝撃を受けました。

周囲からは、維持管理が大変な段々畑での栽培も、

昔ながらのみかん品種も、時代遅れといわれましたが、私はこの場所とみかんの味に、

とても魅力を感じました。

そこで

「この山で、みかんの無農薬栽培をやってみよう!」

「みんなで、あんしんな食の基盤を育てていけるような、そんな事業に発展させていこう!」

と、大きな夢を持ってしあわせみかん山を立ち上げ、今年で4年目になりました。

 

今思えば、無知とはおそろしいものです(笑)

その後数々の困難が待ち受けていることを、全く予測していなかったのですから。

 

大海にイカダで漕ぎ出すような状態で舵を切ってから、毎日が冒険の連続でしたが、

たくさんの人の真心と「おもい」に支えられて、今日まで継続することができました。

 

軸になっている「おもい」。

1000年前から脈々と続いてきた農業は今、戦後60年余りの間に、

生産性や流通効率を重視するあまり、農薬や化学肥料に過度に頼り、

昔の農業から、あまりにも大きく変わりました。

おかげで私たちの生活は物質的に豊かになり、飢えるということを知らずに育ちましたし、

その恩恵を受けられることに大変感謝していますが、

その分、私たちのカラダや周囲の環境に影響が出てきているのは事実です。

そして、この先未来を考えたとき、地域環境や人体への影響を考慮した、

本質的で、自然と共にあり、未来へ続く食を育てていきたい。と、本気で考えています。

 

もうだめだと思うことは、数え切れないほどありましたが、

今日まで変わらず、続けてこれたのは、この変わらない「おもい」と、

家族やスタッフ、チームのみんな、地域の方々、全国のサポーターさんをはじめ、

たくさんの人の「おもい」に支えられているからだと、本当に思います。

かかわってくださったすべての方に、心から感謝しています。

 

これからも、かかわるすべての人とその家族が、「おいしいね!」って笑顔になるような、

食べものを育てつづけていきたいと思います。

 

夢は、世界中のみんなで、1000年つながる「農業と食」を育てること。

これからも、どうぞ、よろしくお願いします。

 

しあわせみかん山チーム
代表 岩間 由奈