「 私が栽培指導員をしている理由。」
こんばんは、いつもブログを読んでくださって、ありがとうございます^^
みかん山にかかわる地域の人達の「想い」を知りたい!
と、いう声が届きましたので、
しあわせみかん山の栽培指導員、けんさんにお願いして、「想い」を語っていだきました。
「私は、みかん栽培60年。食の安全をもとめて、
30年前からは、8割減農薬のみかんづくりを始め、食の安全を求め続けた人生でした。
30年前は年間10回だった温州みかんの農薬使用限度も、今年は50回になっています。
それが、みかん栽培の現実です。
1年中、虫や病気と戦い、ようやく安心安全のみかんが育っても、
市場では中々受け入れられず、
外観がよく、安ければよいという声に理想と現実のギャップに打ちのめされ、
売れればそれでいいのか?と、壁に突き当たります。
そんな中でも、しあわせみかん山の海島代表は、
自然栽培と手つなぎ流通を確立するという目標から一切ぶれず、前だけを見て、進んでいます。
毎年ひとつ、ひとつと問題を乗り越え、周囲にバカにされても、
経済的に裸になっても、ゆるぎない信念で突進しています。
私は、そうした代表の生きざまに尊敬と共感を感じながらも、
少しでもチカラになりたいと、名ばかりの指導員をやらせてもらっています。
2年前に、木村さんの剪定指導を受け、カメムシ大発生の苦難をのりこえ、
しあわせみかん山のみかんの樹の樹勢をみれば、
試行錯誤して手をいれたぶんだけ、答えが返ってきているのを実感します。
3年先、5年先を考え、みかんのキモチを考えて剪定してあげてください、
と、いう木村さんの言葉を少しづつカタチにしつつあると。
時間はかかりますが、
代表のぶれない信念と、支えてくださるみなさまの想いがある限り、
しあわせみかん山の自然栽培が確立する日は、必ず来ると、信じています。
しあわせみかん山栽培指導員
安岡賢之(通称けんさん)」
安岡 賢之(ケンさん)栽培指導員兼任
高知県山北地区農家。果樹栽培歴60年。減農薬栽培30年の大ベテラン。
2013年しあわせみかん山で開催された木村秋則さんの剪定教室で、衝撃を受け、
自ら栽培チームへ志願。その後栽培指導員 に就任した。
ハウスみかんの他、文旦、小夏、レモンなど栽培中。
きめ細やかな味と、人情厚い人柄に全国的にファンが多い。
家族で自然食のガーデンレストラ ンも経営している。http://mikanyama.org/member/