「摘果ワーク♪」 ー7月のみかん山自然栽培研究会ー
7月の研究会は、みかん山と同じ香南市にある
「柳本果樹園」さんで「摘果ワーク」を開催しました(^ ^)
摘果(てきか)とは、
多くつき過ぎた果実を摘みとる事で
木にかかる負担を減らして樹勢を維持したり、
木の形を整えたりしながら、
果実の味やサイズのバランスを取るという
突き詰めると、すごく高度な技術なんです!
ベテランの技術は数年では身につかないですが、
まずはどのくらいの量を摘みとるとよいのかを体感するワークをしました(^ ^)
温州みかんは一般的に
「1果につき葉っぱ20枚〜25枚」と言われていて、
1つの果実を実らせるのに必要な葉の枚数が決まっています。
そこで、
1本の木の葉っぱの数と実の数を全部数えて、
何個摘みとればよいのかを計算して出しました!
①葉の枚数→3903枚
②実の個数→807個
③葉と実の比率→3903÷807=4.8個
と、なるので、
現在は1果につき4.8枚の葉っぱで支えている状態です。
④1果につき20枚の比率に合わせると
→3903枚÷20枚= 約200個
と、なるので最終的にこの木には果実が200個になるとバランスが良いと言う目標数値が出せます。
⑤現在の実の数807個-目標の数200個
=摘果する個数600個
この木は、最終的に600個摘みとると理想的だということがわかりました!
「そんなに摘みとるの?」
と、ドキドキしてしまう数ですよね(^。^)笑
もちろん、一気には摘みとらずに
7月に荒摘果
8月に中摘果
9月に仕上げ摘果と、
3段階に分けて摘果するそうです(^ ^)
実際に数を数えて、目で確認してみると、
数量が感覚として身につきますね〜。
とても面白いワークでした!
柳本果樹園さんは、
7代続く農家で、
除草剤を使わずみかんの減農薬栽培に取組み30年になる大先輩農家さんです。
いつも色々な事を学ばせていただいて
本当に感謝でいっぱいです。
ありがとうございます。
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■NPO法人しあわせみかん山
2012年より、高知県にある後継者が居なくなって衰退するみかん山を引き継ぎ、自然栽培で山を再生させることを目指して、みんなでみかん山づくりに取り組んでいます。
『多様ないのちと共生するみかん山には色々な果樹が育ち、
持続可能な「農・食・環境」の学び場として発展している』
と、いう10年ビジョンを2017年に描き、
そこに向かって植樹計画や土壌改良を試行錯誤してきました。
2019年は、10年ビジョンに向かって進む、記念すべき1年目。
どんな展開になるのかワクワクしています♪
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●夢
世界中のみんなで、
1000年つながる「農業と食」を育てる。
●目標
自然栽培×手つなぎ流通の実践とその普及
●おもい
「持続可能な農業」と「いのちを育む食」を通じて、
人と自然が思い合う「しあわせ(思合わせ)」な社会を、
生産者と消費者と地域が一緒に育てる。