ーー9月の自然栽培研究会その②ーー「エコトープ区分図から見えるもの!」
①の続き
午後からは
みかん山のエコトープ区分図を見ながらフィールドワーク♪
エコトープとは、
本来そこにある自然環境全体の保全を充分考慮して空間を作り込むものを意味していて、
エコトープ区分図とは、
複数の自然条件を重ね合わせて、
地図上を区分してエコトープの構造と機能を明らかにしたものです(^^)
今回は、
ゲストの田村雄一(たむ)さんが事前に準備してくれたエコトープ区分図で、
①標高
②日照
③水
④微地形
⑤地質
⑥方位
⑦土壌
⑧植生
と、8つの自然条件をクラスター分析してくれました!
みかん山の航空地図の上に
色分けされた番号が書いてありますが、
同じ色で囲まれている場所が、
自然条件が近いエコトープになっています(^^)
みかん山で言えば、
紫や水色のエコトープは元からみかんの木の生育が良い場所で、
黄色のエコトープは地下水が多い
赤色のエコトープは乾燥が強いなど、
みかんの生育状態とエコトープ区分図が重ね合わせさることにビックリしました‼️
フィールドワークでは、
エコトープ区分図を見ながら、
この自然条件を活かして、
みかん山をどんな風に森づくりに学び再生させていくか?
と、イメージ展開をしていき、
「この場所は、日除けになる木を先にどんどん植えていこう」
「谷筋は、ビオトープを創り、トレッキングコースのようにしたらどうか?」
「今ある木陰を活かして、ここに植樹をするのもいいね!」
などなど、
みかん山を再生させていくイメージの方向性が固まりました(^^)
参加者の方からはこんな感想をいただきました♪
● エリアごとに植生や土壌が違うのが面白く、ぜひそれを活かした山づくりを実現していって頂きたいなぁと楽しみになりました。
この多様な環境が、きっとみかん山の10年ビジョンを実現するために大きな力になるのではないかな、と感じました。(佐川町女性)
● 自然の中に入るって率直に気持ちいいなぁと感じました。 五感を使って日々自然を感じる事が出来るのは自然が身近な高知に来た醍醐味ですね! 東京では忘れていた感覚で、都会では体験できないです。 また、似たエリアにある木なのに、樹勢に差がある点は驚きでした。
環境の違いで、こんなにも差が出るものか!!と。樹齢や化学肥料なども大きく関わっ ているとは思うのですが、、ここからどうみかん山全体が変化していくのか、経過が楽 しみです。
それと、植物の名前や植生をもっと勉強したいなぁと興味が湧きました!(佐川町女性)
③へ続きます♪
お楽しみに〜(^^)
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■NPO法人しあわせみかん山
2012年より、高知県にある後継者が居なくなって衰退するみかん山を引き継ぎ、自然栽培で山を再生させることを目指して、みんなでみかん山づくりに取り組んでいます。
『多様ないのちと共生するみかん山には色々な果樹が育ち、
持続可能な「農・食・環境」の学び場として発展している』
と、いう10年ビジョンを2017年に描き、
そこに向かって植樹計画や土壌改良を試行錯誤してきました。
2019年は、10年ビジョンに向かって進む、記念すべき1年目。
どんな展開になるのかワクワクしています♪
この活動は、全国のサポーターさんや10年ビジョン基金によって支えられています。
みなさまの、幅広い応援やご協力、
どうぞよろしくお願いいたします(^ ^)
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■サポーターとして応援しませんか?
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一緒にみかん山づくりに参画してくださるサポーターさんを大募集しています。♪
http://mikanyama.org/supporter/
●サポーターとは、みかん山の夢に共感し参画してくださる継続型支援の会員さんです。
●サポーターさんに様々な形でみかん山の事業に参画していただくことが、10年ビジョン実現の大きな原動力になります♪
●現在、
全国の個人・法人サポーターさん300人に支えられています(^ ^)
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●10年ビジョン基金とは、自由な金額をいつでも寄付することができる窓口です♪
●基金に集まった資金は全て、10年ビジョンに向けたみかん山づくりの事業に活用され、ビジョンを実現させていく大事なツールになります♪
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■経営理念
●夢
世界中のみんなで、
1000年つながる「農業と食」を育てる。
●目標
自然栽培×手つなぎ流通の実践とその普及
●おもい
「持続可能な農業」と「いのちを育む食」を通じて、
人と自然が思い合う「しあわせ(思合わせ)」な社会を、
生産者と消費者と地域が一緒に育てる。