TAMファームさんでワークショップ♪2」土壌調査♪
①の続き
堆肥づくりの前に土のワークも少し行いました!
土の性質を判断する「土性調査」
と、
土の科学性を分析する「土壌分析」
の2つです(^^)
土性調査は、
穴を数カ所空けたペットボトルに土塊を入れ
同じ量の水を注ぎ水が抜ける速さや
塊のほぐれ方などから土の性質を見つけていきます。
砂が多いのか?
粘度が多いのか?
みかん山の場所により違いは大きくあるのか?
etc
土壌調査は、
科学実験的に土の中にある成分の数値を測定して
いきます。
土の先生「たむさん」の事務所の二階は、
小さなラボのよう!
田んぼを見渡しながら測定される姿が印象的でした。
みかん山の中で二ヶ所の土を調査したのですが、
違いが明確に現れてビックリしました。
一番差が出たのが窒素とカルシウムの量です。
来年苗木を植える予定の場所は、
数値があきらかに高く現れました。
おそらく以前生産されていた際にかなり大量に
科学肥料が投入されていた場所で、
それが残っているのではないか?
と、のことです。
また、やや酸性に傾いている土壌でもある
ことがわかりました。
酸性度とは、酸の強さの程度を示す値で、pH(水素イオン指数)で表されます。
pHは水素イオン(H+)濃度を表す指数で、
「0(酸性)〜7(中性)〜14(アルカリ性)」で表されます。
ちなみに柑橘の栽培に向いているpHは、
5〜5.5と言われています。
土が酸性になる理由は、
●雨(酸性雨)が多いため、
●土中のアルカリ分(石灰分)が流されるため
●化成肥料を入れるため
●植物そのものも土壌を酸性化するため
と理由が色々あるそうです。
現在の土壌の質と酸性度、
養分数値が明らかになったので、
次は
どのような土づくりを目指して、
そのためにどうしていくか?を、
試行錯誤しながら学んでいこうと思います。
例えば、
酸性を中和していくには、
一般的には苦土石灰が使われますが
籾殻燻炭も酸性の中和に効果があるそうで、
色々工夫しながら土壌改良も進めていきたいなと
思います。
また、ご報告いたしますね♪
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■NPO法人しあわせみかん山
2012年より、高知県にある後継者が居なくなって衰退するみかん山を引き継ぎ、自然栽培で山を再生させることを目指して、みんなでみかん山づくりに取り組んでいます。
『多様ないのちと共生するみかん山には色々な果樹が育ち、
持続可能な「農・食・環境」の学び場として発展している』
と、いう10年ビジョンを2017年に描き、
そこに向かって植樹計画や土壌改良を試行錯誤してきました。
2019年は、10年ビジョンに向かって進む、記念すべき1年目。
どんな展開になるのかワクワクしています♪
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●夢
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●目標
自然栽培×手つなぎ流通の実践とその普及
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「持続可能な農業」と「いのちを育む食」を通じて、
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生産者と消費者と地域が一緒に育てる。