「6月の自然栽培研究会♪」ー近自然工法のビオトープづくりとは?①ー
みかん山で毎月第三土曜日に開催している
「自然栽培研究会」
6月のテーマは「水」
午前中は土壌の通気透水の大切さやその技法を学び、
午後からはゲストをお招きしてビオトープづくりのワークショップをしました♪
ゲストは西日本科学技術研究所の社員さんで、土木建築と植物研究を担当されているお2人。
「西日本科学技術研究所」さんは、
「近自然工法(きんしぜんこうほう)」と言って、自然のチカラを活かし生き物と共生する土木工事を行う会社で、特に河川の工事をメインに行っています。
近自然工法の理念や考え方の部分が、
自然栽培の本質的な部分とすごくよく似ていて、とても勉強になるのです(^^)
まずは、
ゲストと参加者が対話をしながら
ビオトープについて考えたり、近自然工法について理解を深めていきました!
●高知は自然豊か、でも昔ほどは良くない
●そもそも、みかん山にどんな生き物が戻ってきてほしいのか?
●昔はどんな生き物がいたのか?
●昔に戻すことがすべてではないが、地域の生態系を学ぶのは大事、ため池などあれば参考になる
●ただ湿地に蛍など生き物を放つのがビオトープではない。
●自然の読み解き方と伝統工法を融合させるのが、近自然工法の核になる部分
色々とキーワードになる言葉も出ながら、
ビオトープのイメージをふくらませていきました!
そして、
●排水の課題を解決しながらそのつながりを感じられるビオトープ
●農業による営みを通じて生物多様性が高まるビオトープ
というイメージが見えてきました!
印象に残っている言葉は、
「湿地だけがビオトープじゃなくて草むらだってビオトープ。10段のみかん畑があれば10のビオトープがあると考えられるんですよ」
と、いう言葉です。
大きな目で捉えればみかん山づくりそのものが、生物の多様性を高めているビオトープなんだなぁと、改めて実感しました。
どんなビオトープに展開するのか、
ワクワクしますね〜。
イメージがふくらんだ後は実際に現地を見て
設計を考えていきます♪
②へ続く。
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