「畝の方角で地温差が変わる?」ー土の学校2021 復習会ー
9月5日(日)
土の学校の復習会を開催しました!
4月に開催した「土の学校2021(前編)」で、
太陽熱養生処理を実験的に行ない、
短期間でフカフカな土づくりに成功♪
土づくりの指標としてトウモロコシを育ててみましたが、栽培期間中無農薬・無施肥でも立派に成長し美味しいトウモロコシも出来上がりました^ ^
良い結果に、
来年春の植樹も期待でき嬉しく思っていたのですが、
課題もいくつかありました。
一つは、地温差です。
3本の畝をたてて太陽熱養生処理を行った際に、
定期的に地温測定をしていたのですが、
西側の畝と東側の畝に最大8度の地温差が発生しました。
トウモロコシの種を蒔いた時も、地温が高かった畝の方が発芽が早く、育成速度にも差が出ました。
土の学校の講師のTAMファーム代表「たむさん」いわく、
「日照量の差が地温差として現れたのでしょう。
畝の方角を変えて、なるべく均一に日光が当たるように再施行してみましょう!」
と、原因の予測と改善案をいただきました。
そこで、参加者のみんなで、
畝の方角を検討し、
前回縦方向につくった畝を横方向にしてみました!
太陽熱養生処理の工程は前回と同じです。
①資材を入れる
②耕運する
③畝立てする
④水をたっぷりかける
⑤ポリマルチをはって完成!
さてさて、
地温差は縮まるでしょうか?
楽しみです。
またご報告いたしますねー♪
(ブログは、ほぼ月・水・金曜日に更新しています♪)
「土の学校」とは?
みかん山再生プロジェクトの一つで、高知県佐川町で有畜複合農業を営み土壌医の資格も持つTAMファームの「たむさん」といっしょに、みかん山で土づくりを実践し、その過程全てを共有していく参加型のワークショップです。
みかん山の10年ビジョンに基づく長期的なプログラムで、最終的にはみかん山全体の土づくりにも着手していきますが、
今期はまず、
来年3月に植樹する苗木を育てる畑「幼木園」の土づくりを、4月・7月・3月と、3回にわけ開催予定です!
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しあわせみかん山とは?
しあわせみかん山は、
耕作放棄地となった段々畑の山を
自然の力で果実が実る持続可能な山へ再生させていくことを目指して、
果樹自然栽培の実践・研究を行うNPO法人です。
高知県にある後継者のいなくなった段々畑の山で、みんなで持続可能な農業と食のありかたを考え・学び・実践研究を続けています。
自然栽培手つなぎ流通プロジェクトとは?
しあわせみかん山は、
「世界中のみんなで1000年つながる農業と食を育てる」
という夢を描き、
みかんを主体とした色々な果樹を、
化学肥料や農薬に頼らない自然栽培で育てる実践・研究を行っています。
その試行錯誤の過程や課題を共有し、
ご意見やご協力をいただきながらみんなで一緒に、プロジェクトを進めています。
まだまだ始まったばかりの
小さな取組みですが、
みかん山づくりを通じて、
個人の方々や企業さんの思いを繋げ、
小さくても自分たちの力で農業と食の問題に取り組んでいける社会を実現したいと思います。
ご理解とご賛同、よろしくお願いいたします。
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