「石積み学校の視察に徳島へ」
みかん山から北に車で3時間30分。
徳島県神山町で開催された「石積み学校」へ
視察と体験参加をしてきました。
「石積み学校」さんは、
農地の石積み技術を継承するために、2013年に設立され、石積みの風景と、それを支える技術の継承を目的として活動されているそうです。
特に
崩れかけた石積みを実際に修復しながら積み方を学ぶワークショップは人気で、
全国からも参加される方がいらっしゃいました。
今回は、元田んぼだった棚田の石垣を2日間で積み直すワークです。
神山地域で3代続く石積みやさんの大先輩が
ご指導にあたってくださり、
石垣の上から元気な指示が飛んできます。
「尻をさげろ!」
(寝石に角度をつけて配置しろ)
「ツラは逆や!」
(積んだ時石の正面になる面のこと)
「勾配をみろ!」
(3分勾配をつけるための水糸を確認しながら積みなさい)
など、専門用語で指示がくるのですが、
もちろん素人には何を言っているのかわかりません(^。^)笑
先生たちとのやり取りを聞きながら、
目の前で積まれていく石積みを見ながら、
少しづつ少しづつ、感じとっていく時間でした。
石積み学校さんが、
「中山間地にある石積みは規模が小さいため、
崩れた箇所を積み直すためには人の手で維持管理ができ、
自分たちで積むという行為が文化を継承し、
土地に対する責任や理解を高め、防災にも役立つ」
と、言われていましたが、
石垣が自分たちの手で積んだり直したりできるという意識は、実際に体験してみないと中々わからないしとても意義深い大事な学びだなと思いました。
しあわせみかん山でも、「石積み学校」をぜひ開催したいなと企画しています。
水が多くて法面が崩れイノシシ被害が多きな場所があるのですが、
そこを自分たちの手で直していくことで、
みかん山の文化や営みの背景をより深く理解することにつながっていくだろうなと、ワクワクしました(^ ^)
企画が固まってきましたら、またご報告いたしますね〜♪
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■NPO法人しあわせみかん山
2012年、高知県香南市にある後継者が居なくなって衰退するみかん山を引き継ぎ、
自然栽培で山を再生させることを目指して、みんなで取り組んでいます。
『多様ないのちと共生するみかん山には色々な果樹が育ち、
持続可能な「農・食・環境」の学び場として発展している』
と、いう10年ビジョンを2017年に描き、
そこに向かって植樹計画や土壌改良を試行錯誤してきました。
2019年から、10年ビジョンに向かって進む、記念すべき1年目がスタート。
「多様ないのちと共生するみかん山」づくりを具現化していく「仲間づくり」をひろげていきます。
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世界中のみんなで、
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●目標
自然栽培×手つなぎ流通の実践とその普及
●おもい
「持続可能な農業」と「いのちを育む食」を通じて、
人と自然が思い合う「しあわせ(思合わせ)」な社会を、
生産者と消費者と地域が一緒に育てる。