「石積み学校準備中!④」

ー宝探し・石集め♪ー
1月23.24日開催予定の石積み学校(後編)の準場を、専門的な仲間と一緒に進めています!
前回開催した石積み学校(前編)で、
石積み予定地に必要な石の量を積算しました。
石積みに必要な石は2種類で、
積み石とぐり石です。
積み石とは、文字通り石積みに使う石で、
こぶし大3つ分以上の大きさとしています。
ぐり石とは、石積みの背部に敷き詰めるこぶしサイズぐらいの大小様々な石のことで、
実は石積みではとても大事な役割をしています。
昔から石工さんの間では、「一ぐり、二石、三に積み」という言葉が伝わっていたそうです。
石積みにおいて一番大切なのは積み石の裏に詰めるぐり石、
二番目が石の質、
三番目が積み手の技術という意味です。
つまり石積みの裏にしっかりとぐり石を入れ、
風化するような石を使わなければ、
積む技術が多少つたなくても構造物として十分に耐久性のある擁壁ができると前編で教わりました。
そして前編のワークでは、
ぐり石と積み石が、
今回の石積みに必要な量がどれくらいかを積算しました。
必要量は、各9m3。
4tトラック4台分づつでした。
専門用語だとわかりづらかったので、具体的な物に置き換えてみるとこんな感じになりました(^ ^)
⚫︎積み石(20cm×20cm×20cm以上) →300個
⚫︎ぐり石(コンテナ520×366×305 1/2)→300箱
結構な量の石が必要で、
石屋さんで見積もりをしたところ、購入した場合は合計12万円分にもなるわかりました。
そこで、
「山にある石はすべて宝!必要な石を自分たちで集めよう♪」
と、目標を立て、
みかん山内に落ちている石集めを行いました!
普段、草刈りの時には邪魔に思っていた石が宝物だと思うと、
みんな目の色が変わります。
「あるある!」
「こっちも宝があるで!」
と、あちこちから声が上がりあっという間に集まってきました。
1月7日の時点で、以下のように集まりました。
⚫︎積み石→336個(目標300個)
⚫︎ぐり石→97箱(目標300箱)
積み石は目標達成!
ぐり石はもう少し必要なため、地域の方にお声がけをして探しているところです。
おかげさまで、
着々と準備は進んできています。
本番は23.24日の二日間、またご報告いたしますねー♪
(ブログは月・水・金曜日に更新しています)
————————————————————————————————————————————–
⚫︎みかん山再生プロジェクトとは?
みかん山の再生には、植樹や土づくりと同時進行で基盤整備が必要です。
基盤整備とは、みかんの木が元気に育っていく土台を整える基礎工事で
、崩れた段々畑の壁面をなおしたり、山頂まで続くガタガタの道を整備したり、
埋まっている側溝を整備したりと、一般的には重機を使って専門職の方が行う工事です。
現在のみかん山では、財源的にそのような大きな工事を行うのは難しいので、
毎月一回小規模な研究会を開催し、専門的な仲間の協力と参加者の方のマンパワーを合わせて、
道づくりや土づくりをみんなで学びながら小規模で実践しています。
⚫︎なぜみかん山で石積み学校をするの?
みかん山の段々畑の法面の一部に、地下水の影響で崩れている場所があり年々ひどくなっていて、その修繕は大きな課題でした。
そこで、農地の石積み技術を継承されている「石積み学校」さんをみかん山にお招きして、崩れた法面をみんなで石積みで修繕していきます!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
⚫︎石積み学校とは?
石積み学校は、農地の石積みの風景とそれを支える技術の継承を目的として
、「石積みを習いたい人」が「石積みをなおしたい場所」に集まり、
石積みの技術を持つ人を中心としたワークショップを行っています。
今回は、高知県香南市にあるしあわせみかん山をフィールドに前編・後編2回にわけて、石積み学校を開催します!
前後編の2回開催になっていて、今回1/23.24は後編です!
石積みや持続可能な環境保全型の整備に
ご興味あります方はぜひ、ご参加ください♪
定員残り1名!
お申し込みはコチラへ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
◾️しあわせみかん山とは?
しあわせみかん山は、
耕作放棄地となった段々畑の山を
自然の力で果実が実る持続可能な山へ再生させていくことを目指して、
果樹自然栽培の実践・研究を行うNPO法人です。
高知県にある後継者のいなくなった段々畑の山で、みんなで持続可能な農業と食のありかたを考え・学び・実践研究を続けています。
◾️自然栽培✖️手つなぎ流通プロジェクトとは?
しあわせみかん山は、
「世界中のみんなで1000年つながる農業と食を育てる」
という夢を描き、
みかんを主体とした色々な果樹を、
化学肥料や農薬に頼らない自然栽培で育てる実践・研究を行っています。
その試行錯誤の過程や課題を、
応援してくださるサポーターさんに共有し、
ご意見やご協力をいただきながら一緒にプロジェクトを進めてきました。
この参加型の取組を「自然栽培✖️手つなぎ流通プロジェクト」と名づけています。
しあわせみかん山の取組は、
夢に共感してくださる沢山の方々の力で継続・発展してきました。
まだまだ始まったばかりの
小さな取組みですが、
みかん山づくりを通じて、
個人の方々や企業さんの思いを繋げ、
小さくても自分たちの力で農業と食の問題に取り組んでいける社会を実現したいと思います。
ご理解とご賛同、よろしくお願いいたします。
◾️応援はコチラから!
サポーターとしてプロジェクトの仲間になる♪