「みかんの大先輩の剪定講習会」

地域のみかん栽培の大先輩の園地で、
剪定を見学に行ってきました!
丁度、文旦の木を剪定中で、
「例年は冬場に剪定を行いますけんど、
今年は寒波の影響で木がことうちゅうき、(弱っているから)
花芽が出てから剪定をするがですよ。」
と、剪定の時期を4月にしている理由を教えてくれました。
剪定は本来、木には必要のないものですが、
作業性や品質の向上など、
人の都合に合わせて行います。
人の都合で行うものですが、
木の都合も考えて行わないと木が弱ってしまいます。
果樹の生態を考慮しながら、
人の都合を合わせていくような作業だと教わりました。
また、
「いっぺんに切らない。」
という事が大事だそうです。
果樹は時間軸が長いので、
苗木の時から現在の状態に成長するまで10数年間、この剪定作業を繰り返します。
切ってみて、反応を見て、改善しながら来年の剪定に活かしていく
という、繰返しの中で技術が蓄積されていくとのこと。
特に大きな枝の剪定は、
一気に行うずに3年から5年かけて剪定していく姿勢が大事だと教わりました。
「剪定に正解はないきね。」
と、
大切な言葉も教わりました(^^)
それでは、また次回♪
(ブログは、ほぼ月・水・金曜日に更新しています♪)
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高知県にある後継者のいなくなった段々畑の山で、みんなで持続可能な農業と食のありかたを考え・学び・実践研究を続けています。
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