「長期的(7年)な土づくり構想」
ー 土の学校2021(中編)開催♪④ー
③の続き
7月10日(土)
みかん山で土の学校2021(中編)を開催しました!
今期からスタートした
「土の学校」は、
みかん山再生プロジェクトの一つです。
現在のみかん山の土は赤土で粘土質、
固くしまって痩せている状態で、
このままでは果樹を植えてもうまく育ちません。
そこで、
高知県佐川町で有畜複合農業を営むTAMファームの「たむさん」といっしょに、
環境共生型の土づくりを実践し、
その過程全てを共有していく参加型のワークショップを「土の学校」として開催しています。
土の学校は、
みかん山全体の環境と、
みかんの苗木が育ちやすい格段の環境を複合的に育てていくという長期的な構想で、
直近の目標はまずは10年。
10ビジョンに示した2028年の目標に向けて進んでいます。
10年ビジョンには、100段ある段々畑の格段の土の中が豊かに育ち、そこで生きる果樹にとって必要な光・水・風・草木などの環境が整えられた美しい段々畑が拡がっている姿を描いています。
最終的には農薬や化学肥料に頼らず、自然を最大限に活用しながらも、安定的に実りを収穫できるような技術を高めていける状態を目指していて、
100年、1000年とつながっていくみかん山を育てていきたいなと考えています。
今期の土の学校の目玉は、
「太陽熱養生処理」という
土を短期間でフカフカにする技法で、
来年3月に植樹をする「幼木園」の土づくりを実践しているところです。
幼木と成木では、
生育に必要な栽培管理も違うため、
みかん山を「幼木園」と「成木園」の2つにわけて、再生計画を進めています。
たむさんが考案されている幼木園の土づくりのコンセプトは、
「お腹いっぱい食べて、ぐっすり眠る」です。
特に、幼木に必要なものは定植後の活着が早いこと。
つまり、春に植樹した苗木の根が暑くなる前に素早く根づいて養分を吸収し、成長できることが大切だと教わりました。
「お腹いっぱい食べて、ぐっすり眠る」
というコンセプト。
とても面白いですよね。
春までに色々な準備を進めていきますので、
お楽しみに〜♪
(ブログは、ほぼ月・水・金曜日に更新しています♪)
「土の学校」とは?
みかん山再生プロジェクトの一つで、高知県佐川町で有畜複合農業を営み土壌医の資格も持つTAMファームの「たむさん」といっしょに、みかん山で土づくりを実践し、その過程全てを共有していく参加型のワークショップです。
みかん山の10年ビジョンに基づく長期的(7年)なプログラムで、最終的にはみかん山全体の土づくりにも着手していきますが、
今期はまず、
来年3月に植樹する苗木を育てる畑「幼木園」の土づくりを、4月・7月・3月と、3回にわけ開催予定です!
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しあわせみかん山とは?
しあわせみかん山は、
耕作放棄地となった段々畑の山を
自然の力で果実が実る持続可能な山へ再生させていくことを目指して、
果樹自然栽培の実践・研究を行うNPO法人です。
高知県にある後継者のいなくなった段々畑の山で、みんなで持続可能な農業と食のありかたを考え・学び・実践研究を続けています。
自然栽培手つなぎ流通プロジェクトとは?
しあわせみかん山は、
「世界中のみんなで1000年つながる農業と食を育てる」
という夢を描き、
みかんを主体とした色々な果樹を、
化学肥料や農薬に頼らない自然栽培で育てる実践・研究を行っています。
その試行錯誤の過程や課題を共有し、
ご意見やご協力をいただきながらみんなで一緒に、プロジェクトを進めています。
まだまだ始まったばかりの
小さな取組みですが、
みかん山づくりを通じて、
個人の方々や企業さんの思いを繋げ、
小さくても自分たちの力で農業と食の問題に取り組んでいける社会を実現したいと思います。
ご理解とご賛同、よろしくお願いいたします。
応援はコチラから!
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