みかん山自然栽培研究生、ワークショップ復習会

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今年から創設したみかん山自然栽培研究生コース。

しあわせみかん山では、
毎月2日間開催されるワークショップに参加出来なかった方のために、
復習会を予約制で開催しています。

今回は2名の女性メンバーが、参加されました。テーマは「際(きわ)付け」。

5月のワークショップを復習しながら、苗を植えた区域の作業用の「際(きわ)」をつけました。

「際きわ」とは、
地形の変化する所で、
例えば目的が排水であれば、「際付け」を施工する事によって水を集束させ、分散させる役割を果たしてくれます。

今年の1月に排水用の「際付け」は施工していますので、
5月は、そこに作業用の「際付け」を施工するレクチャーを受けました!

以下に研究生の方が
レポートを的確にまとめてくださったので、以下に掲載します(^ ^)

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5月の土の再成ワークショップ
■テーマ「際(きわ)付け」

■研究生の工程レポート
-作業用の「際きわ」をつける-

1. 動線を観察する
これまでの作業の結果、人が多く利用してきたと思われる形跡をトレースする。

2. ミズイトをはる
完成時の道を想像しやすいように、ミズイト、ロープ等で目印を付ける。

・この目印は取らない。道に当たるところは強く草刈りをするが、それ以外の場所は出来るだけ立ち入らないようにするための目印となる。

3. 改めて動線を観察する
収穫等今後行うであろう作業を鑑み、張った目印の流れを再度確認する。問題なければ、

4. 削る
三角ホー、鍬などで、形が凸面、道の端が低くまん中がやや高めになるように、削る。斜面であれば、出来るだけ水平となるように。

・草があれば、根を残し切る。
・一度に、強く削らない。何度も歩き、確認しながら進めること。
・通して削らない。一部付けたら、目印の別の場所に移動し削る。

5. 道の端に構造をいれる
道の端はキワとなるので、溝を掘り込み、消し炭を入れる。小枝(竹など)を敷き、更に消し炭を入れる。際付けと同じ要領です。

■研究生の感想レポート

今日も暑い中有難うございました!
鎌で探ってみても、なかなかキワの見極めが難しかった。かと思えば、手でも簡単に掘れるキワもある。
経験を重ねるしか無いと痛感。
あと、削る時にどうしても一気に強く削ってしまいがち。もう少し慎重さが必要。これは剪定など全てに通ずると反省しました。

■テーマ
成木周りの際付け・点孔付け
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■NPO法人しあわせみかん山

しあわせみかん山は、
「食べもの」の本質=「いのち」を育てる。と、いう視点に立って、
高知県香南市にある1000本のみかん山で、
自然栽培で、みかんの木を育てています。

この取り組みを応援してくださる、
全国400人のサポーターさんに支えられ、
生産活動を、維持運営しております。

私たちと一緒に、
みかん山の取り組みを育ててくださる仲間を、心より求めています。

■みかん山サポーター、大募集!
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目標 1000人♪

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■しあわせみかん山の経営理念

●夢
世界中のみんなで、
1000年つながる「農業と食」を育てる。

●想い
「食べもの」の本質=「いのち」を育てる。
と、いう視点に立ち、
みんなで学び、みんなで育てる、
しあわせ(思合わせ)な世界を、手づくりする。

●目標
自然栽培×手つなぎ流通の確立と、その普及。