「1月のみかん山自然栽培研究会その③」
ーーみかん山の再生計画の方針ワークーー
1月のみかん山研究会午後の部は、
専門家のゲストを招いて、
「みかん山全体がビオトープ」
というテーマでワークを開催しました!
コンセプトの詳細は②をご覧ください(^-^)
上記のコンセプトのもと、
10年ビジョンの実現に向けて「3つのサイクル」を回し続ける。
これが、再生計画(マスタープラン)の基本方針です(^-^)
ーー3つのサイクルーー
①「生産環境の保全・整備」
→果樹栽培を持続できる環境に
②「生き物の保全・エコアップ」
→営みが生き物のためになる
③「プロセスと成果の活用」
→体験プログラムに役立てる
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上記のサイクルを
繰り返し回し続けるためには、
●どんな課題があるの?
●当面の対象範囲や整備が必要な場所はどこ?
を、
専門家の方が詳しく説明してくださいました。
●当面の整備対象範囲は、
①各段々畑(100段の内下から順に)
②石垣法面
③イノシシ街道(水が多くイノシシのヌタ場)
④みかん山内坂路(林道)
⑤沢筋
の5つで、
優先順位が高く、
難易度が低い順から手をつけていく計画です。
●課題は?
①人手の確保
②マスタープラン(再生計画)の具体化
と、大きく2つです。
●課題への対策は?
①の人手の確保については、
「とっかかりづくり」が鍵になると考えています(^-^)
例えば、
石垣の木の伐採イベントを開催し、
伐採体験や薪で火起こし、
焼き芋や山茶体験などを組み合わせた
小さな体験イベントを沢山開催していく予定です。
また、「石積み学校」や「沢づくり学校」など専門家の知識が必要な整備を学校形式にして、学びのプログラムをつくっていきたいなと考えています。
②マスタープランの具体化については、
基礎情報をもう少し集める必要があって、
●地質・地形
●生態系
●営み・文化
の情報を重ね合わせて絵にしていく予定です。
こちらの詳細については、また次回♪
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■NPO法人しあわせみかん山
2012年、高知県香南市にある後継者が居なくなって衰退するみかん山を引き継ぎ、
自然栽培で山を再生させることを目指して、みんなで取り組んでいます。
『多様ないのちと共生するみかん山には色々な果樹が育ち、
持続可能な「農・食・環境」の学び場として発展している』
と、いう10年ビジョンを2017年に描き、
そこに向かって植樹計画や土壌改良を試行錯誤してきました。
2019年から、10年ビジョンに向かって進む、記念すべき1年目がスタート。
「多様ないのちと共生するみかん山」づくりを具現化していく「仲間づくり」をひろげていきます。
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■サポーターとして参加くださいませんか?
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みかん山の活動は、全国のサポーターさんによって支えられています。
活動をしっかり進めていくためには、まだまだ沢山の人の力が必要です。
ぜひ、サポーターになって1000年つながるみかん山づくりに参画してください!
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m
http://mikanyama.org/supporter/
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■10年ビジョン基金へのご協力をお願いしています。
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■経営理念
●夢
世界中のみんなで、
1000年つながる「農業と食」を育てる。
●目標
自然栽培×手つなぎ流通の実践とその普及
●おもい
「持続可能な農業」と「いのちを育む食」を通じて、
人と自然が思い合う「しあわせ(思合わせ)」な社会を、
生産者と消費者と地域が一緒に育てる。