自然栽培とは?
自然が本来持っているチカラと、人の育てるチカラを合わせる栽培方法。
青森でリンゴの無農薬栽培に成功された木村秋則さんという農家の方が考えた言葉です。
(木村さんの選定教室 2013年1月開催)
肥料・農薬に頼らないということは、自然と人の持つチカラを信じて、合わせる仕事が必要です。
(夏芽の剪定)
土から育まれる「食べもの=いのち」と向き合って、人は何が出来るのか考え、手を加え続けていくこの仕事は、みかんの樹の様子や、土の状態、天候や、虫や病気にハラハラしたりと、泣いたり笑ったり、1年中、「食べもの=いのち」ドラマが生まれます。
(お酢の散布作業)
簡単ではないですが、たくさんの壁にぶつかっても、みかんの樹と向き合い続けていくと、必ず、答えは自然の中にみつかるのです。私たちは今日も、「食べもの=いのち」を育てながら、成長を続けていきます。
(土壌調査と年間計画)
自然栽培に必要なものは?
とにかく、観察すること、手と目を惜しまずかけること。
どんな時も、自然と向き合い、答えを探す姿勢が大切です。
自然栽培で使う資材は?
みかんの場合は、主にお酢の散布が中心です。
散布液には小麦粉で作ったノリを、混ぜます。
その他、辛子、ワサビなど食べられるもので、虫の対策を行ないます。
土に入れるのは、完熟堆肥、米ぬか、炭などです。
(お酢の散布液に小麦粉でつくったノリを混ぜる)
自然栽培のココがいい!!
■とにかく面白い!
自然界の法則を見つめ続けていると、自然の中から答えが必ず見つかります!
■とにかくオイシイ!
自然栽培で育った農産物は、生命力が高く、ハッキリと味が濃く、滋味があります。 非常に腐りにくいのも、特徴です。
自然栽培のココが大変!!
■とにかく情報が少ない!
全国的に生産者が少なくみかんの自然栽培はノウハウがまだまだ確立されていません。
■とにかく時間がかかる!
土づくり、樹形づくりに、3年~5年は、時間がかかる。
■とにかく、ご近所の理解が大事!
農業は地域の仕事。特異な栽培法は受け入れ難い方も多いのが、現状です。
私たちは、みかん山で日々生まれるドラマと成長物語を、いつもリアルに、 田舎の地域から、全国の消費者サポーターのみなさまへお届けしています。